橘玲著「幸福の資本論」本の概要・レビューまとめ

書籍基本情報

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【タイトル】幸福の「資本」論

【著者】橘玲

【発売日】2017/6/15

【出版社】ダイヤモンド社

【タイプ】単行本(280ページ)

【価格】1,650円(税込)

著者について

日本の男性作家。

「海外投資を楽しむ会」創設メンバーの一人。

2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビューし、『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部の大ベストセラーとなった。

作品内容・レビュー

”幸福”についてロジカルにひも解いた書籍。

人によって幸せの内容は異なるが、土台は共通している。

この土台を『幸福の3本柱』として当書で解説している。

~幸福の3本柱~
①金融資産⇒お金・資産
②人的資本⇒健康・能力
③社会資本⇒家族・仲間

この3本柱のうち、2本を立てる事が、人を幸福に導く。

億万長者でも、不健康で家族も友達もいなければ、幸せではない。

逆に、お金は無くても、健康で能力が高く、家族や仲間に恵まれているのであれば幸せだ。など

そして、それぞれの柱について、具体的な内容が解説されている。

①金融資産

誰でも収入の15%を貯蓄していけばお金持ちになれる。

また、ただ貯金するだけではなく、株や国債、ゴールド等、ポートフォリオを組みリスク分散させる事も重要。

当書では、全世界分散型の投資信託をすすめている。

②人的資本

人的資本とは自分の体、能力。つまり健康的な体と心、技能の事。

これを満たすには、好きな事、ニッチな事をやるべきである。

もし時間が戻せたとしたら、今、やっている仕事、勤めている会社に再度就職しますか?

これにYESと答えられないようでは、現状を見直した方がいい。

また、あなたがやっている事は、あなたしかできないニッチな事ですか?

誰でも出来る技術を持っていても、代わりはいくらでもいるため、生き残る事が難しくなってくる。

③社会資本

友達が多ければいいという事ではない。

どれだけストレスなく付き合える関係を築けているかが重要だ。

例えば友達が多い人でも、嫌な上司と毎日仕事をしないといけない人は不幸だ。

逆に、友達が1,2人しかいなくても、仕事や普段の生活で、全くストレスを感じない人間関係を築けているのであれば幸せである。

嫌だなと思う人との関係は断つべき。

~感想~

もっと早く読んでおきたかったと思わせる内容でした。

生き方の指針となる書籍です。

ちなみにあえて記載していませんが、当書の結論もとても面白いものでした。

全体を通して内容が素晴らしく、とてもおススメな一冊です。

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