ひろゆき著「1%の努力」概要、感想・レビューまとめ(西村博之新刊)
元2ちゃんねる管理人として有名な、ひろゆき(西村博之)さんが書かれた「1%の努力」という本をご紹介します。
Contents
ご紹介する本
【タイトル】1%の努力
【著者】ひろゆき
【発売日】2020/3/5
【出版社】ダイヤモンド社
【タイプ】単行本(288ページ)
【価格】1,650円(税込)
著者について
匿名掲示板・2ちゃんねるの開設者。東京プラス代表取締役、未来検索ブラジルの取締役。
愛称・ひろゆきは2ちゃんねるにて命名される。のちに管理者権限を他者に譲渡し実業家に転身。
作品概要
ラクを極めた管理人がマジメに語る、「生い立ち」「起業」「ビジネス」「これから」の話。「頭のいい生き方」を教えよう。
■世界一の管理人が、初めてマジメに語る「人生論」の完全決定版!!
□学生起業を皮切りに「2ちゃんねる」「ニコニコ動画」「4chan」そして「ペンギン村」へ…
■「ひらめきもないまま無駄な努力を重ねている人が多すぎる。」
自分の頭で考え続け、たどり着いた『1%の努力』の中身とはーー
英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人をしつつ、
パリで余生のような暮らしを送るネット界の超有名人・ひろゆき。
その「謎の生い立ち」から話をはじめ、人生において
「どこ」が頑張りどころだったのか、ターニングポイントでどんな判断をしてきたのか。
その「考え方の考え方」の部分を掘り下げる。
一歩引いて頑張りどころを見つけるような
「努力しないための努力」(=1%の努力)の話を、
印象的な7つのエピソードをもとに、時系列でまとめた。
この本は、インターネット第一世代が語る、最初で最後の「原典」となるだろう。
「はじめに」より
「99%の努力と1%のひらめき」というのは、
発明家エジソンの有名な言葉だ。
しかし、これの真意をみんな誤解している。
本当は、「1%のひらめきがなければ、99%の努力はムダになる」という現実的な言葉だ。
なのに、「努力すれば道が開ける」という表現で広まっている。
発明の世界では、出発点が大事だ。
「光る球のようなものを作ろう」
という考えが先にあって初めて、竹や金属などの材料で実験をしたり、
試行錯誤を重ねたりして努力が大事になってくる。
ひらめきもないまま、ムダな努力を積み重ねていっても意味がない。
耳触りのいい言葉だけが広まるのは、不幸な人を増やしかねないのでよくない。
そんな思いから、この本の企画は始まった。
感想・レビューまとめ
では、まず本書の内容を。
世の中、努力信仰で蔓延しており、ムダな努力は、不幸な人を増やしかねない。
努力が嫌いなひろゆき氏は、「少し考え方を変えるだけで、多くの努力は不要になり、より人生をラクに楽しく生きることが出来る」と語っています。
では、その考え方とは?
そのポイントを以下の要点にまとめて、本書で語られています。
「努力しないための努力」
エピソード1「前提条件」の話 「前提が違うんじゃないか?」「片手はつねに空けておけ」
エピソード2「優先順位」の話 「これはロジックの世界か、趣味の世界か?」「それは修復可能か?」
エピソード3「ニーズと価値」の話 「なくなったら困る体験は何か?」「誰しもがひと言だけ言いたい」
エピソード4「ポジション」の話 「場所があれば、人は動きはじめる」「特殊なポジションに手を挙げる」
エピソード5「努力」の話 「最後に勝つにはどうすればいいか」「あなたは先輩に歯向かえるか?」
エピソード6「パターン化」の話 「ゼロイチ以外でできることは何か?」「この1週間で『新しいこと』はあっただろうか?」
エピソード7「余生」の話 「調べる労力を惜しんでいないか?」「聞き分けのいい豚になっていないか?」
ひろゆき氏の書籍にしては真面目な内容(笑)が多く、そしてページ数もやや多くなっています。
考え方が凝り固まった人には、自分の考え方を見直すきっかけをくれる内容になっているので特におススメです。
また、巻末に結論がまとめられているため、冒頭の「はじめに」と巻末を読みさえすれば、なんとなくは本の内容を理解できるようになっているので、立ち読みでざっと内容を確認したい際にはどうぞ(笑)