秋本治 著「秋本治の仕事術 『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由」概要、感想・レビューまとめ
秋本 治さんが書かれた「秋本治の仕事術 『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由」という本をご紹介します。
Contents
ご紹介する本
【タイトル】秋本治の仕事術 『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由
【著者】秋本治
【発売日】2019/8/5
【出版社】集英社
【タイプ】単行本(192ページ)
【価格】1,296円(税込)
著者について
日本の漫画家。東京都葛飾区亀有出身。代表作である『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、1976年から2016年の計40年間にわたって連載された人気作品。
作品概要
『こち亀』作者・初のビジネス指南書
長く、そして面白く仕事をする秘訣
「なぜ、40年間も週刊連載を休まずに持続できたのか」 これは僕がとてもよく聞かれる質問です。対する僕の答えは、
さほど面白いものでは ないかもしれません。いまになっていえることといえば、“目の前にあることをこなし、ひとつ ひとつ積み重ねること”。月並みかもしれませんが、これしかないのです。(まえがきより)
週刊少年ジャンプで『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、通称『こち亀』を一度の休載もせずに40年間連載し続けた作家=秋本治は、どのような思考・行動で日々仕事をしていたか?
・週刊連載時代、そして現在もどのようなタイムスケジュールで働いているのか。
・『こち亀』の毎回のアイディアはどこから出てきたのか。
・歴代担当全員とうまくいった人間関係はどうやって築いたのか。
など、偉業を成し遂げた著者の仕事の取り組み方、考え方を「セルフマネジメント術」「時間術」「コミュニケーション術」「発想術」「健康術」「未来術」の6章立てで、本邦初公開。
巻末には本書のために描き下ろした特別漫画「両津勘吉の仕事術」も掲載
感想・レビューまとめ
【引用:楽天ブックス】
投稿日:2019年08月28日こち亀の作者が40年間休まず週間連載を続けられた理由が余すことなく描かれている本作。
『「あいつすごいな」と思ったら、「あいつのように自分もがんばろう」とプラス思考で考えるのがベスト』
という一文を目にした瞬間、秋本治さんの底知れぬ謙虚さと懐の深さに思わず唸ってしまった。余裕をもって継続する人生を歩むための指南書となってくれる1冊。
投稿日:2019年08月12日2019年8月読了。
郷土・葛飾が生んだ大漫画家(!)である秋本治さんの仕事観、時間コントロールやら発想法やらコミュニケーション等が短い文章で披瀝されている。一トピックにつき400字程度と短く気楽に読める(極端な話、目次を眺めるだけでも、何か発想できるかもしれない)。
肝心の内容も良い意味でとても「常識的」で、時間を守るとか、誰でも受け入れるとか、深酒しないとか、新しいことに興味を持って何でもやってみるとか、型破りな両津勘吉とは裏腹な印象。でも当たり前のことを普通にやってきたことが40年の連載の裏にあったことを思うと、まさに凡事徹底なんだなあという気がする。30ページ
集中力を切らさないコツは仕事を終えた次の日も普通に仕事をすること
→確かに。無理して休む必要がない時もある。88ページ
電話よりもメールよりも顔見ながら話すのが一番早い
→コミュニケーションの同期性に対する考えは、世代によってもどんなツールを使ってきたのかによっても異なると思う。自分は最近はメールが一番楽。98ページ
仕事でイライラしてしまったら同じところに留まらない
→まさに。噛り付いてもダメな時はあるので切り替えては大切。130ページ
正確性は置いておき、とりあえず叩き台をつくることが肝要
→スピードが大事なのでとにかく着手が第一。絶対にやってはいけない間違い以外は許容する。161ページ
苦手だと思っていることからも逃げない 苦労の先には必ず良い結果が待っている
→このあたり、流石に成功者の意見な印象。ダメなら投げ出すこともやり方。169ページ
小さな目標を持つことが大きなゴールに近づくための唯一の方法
→スタート時のゴールが遠すぎるとやる気も起きない。先ずは小さいスタートで小さく成功する。怠けやすい自分には特に当てはまる。174ページ
新たな一歩を踏み出したいときはとりあえず具体的な成果をつくる
→そしてその具体的な成果は小さくて良いと思う。 投稿日:2019年08月12日2019/08/11丸善→2019/08/12書評メタノート【済】
●好きで好きでたまらないことを見つける
●変化を恐れないこと
●常に新しいものを取り入れ変化する
●一つの仕事にかける時間を切り詰めて,余裕を生み出す
●本音をぶつけられる仕事仲間は必須
●人に任せる割り切りも大切
●人から直接聞く話は、本や雑誌、インターネットよりも重要
●少し寝かせるといい結果に繋がる
●すぐに役立つものでなくとも、情報は常にチェックし蓄積しておく
●正確性は置いておいて、とりあえず叩き台を作ることが肝要
●未来術
→ドンドン変化する世の中に興味を持ち、新しいことに臆せず首を突っ込んでいく
→小さな目標を持つことが,大きなゴールに近づくための唯一の方法
→新たな一歩を踏み出したいときは、とりあえず具体的な成果を作る