ハライチ岩井勇気著「僕の人生には事件が起きない」概要、感想・レビューまとめ
岩井勇気さんが書かれた「僕の人生には事件が起きない」という本をご紹介します。
Contents
ご紹介する本
【タイトル】僕の人生には事件が起きない
【著者】岩井 勇気
【発売日】2019/9/26
【出版社】新潮社
【タイプ】単行本(189ページ)
【価格】1,320円
著者について
日本のお笑いタレント。お笑いコンビ・ハライチではボケ・ネタ作り担当。
埼玉県上尾市出身。
作品概要
日常に潜む違和感に芸人が狂気の牙をむくハライチ岩井の初エッセイ集
段ボール箱をカッターで一心不乱に切り刻んだかと思えば、
組み立て式の棚は完成できぬまま放置。
「食べログ」低評価店の惨状に驚愕しつつ、
歯医者の予約はことごとく忘れ、
野球場で予想外のアクシデントに遭遇する……
事件が起きないはずの「ありふれた人生」に何かが起こる、
人気エッセイがついに刊行! 自筆イラストも満載。
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【目次】
はじめに
メゾネットタイプの一人暮らしでの出来事
家の庭を〝死の庭〟にしてしまうところだった
自分の生い立ちを話せない訳
ほとんど後輩と連まない僕と仲の良かった後輩
「ショッピングモール満喫ツアー」の暗闇に潜む化け物
マニュアル至上主義の店
忘れる、という能力者
コーヒーマシーンに振り回される
組み立て式の棚からの精神攻撃
あんかけラーメンの汁を持ち歩くと
珪藻土と自然薯にハマった
食べログ信者の僕が3・04の店に行ってみた
ルイ・ヴィトンの7階にいる白いペンギンを見張る人
『叫び』に魅了されて理解したアイドルファンの心理
リアル型脱出ゲームで出会ったオタク
麻雀の不吉な上がりのせいで死に怯える羽目になる
野球嫌いの僕が落合福嗣と神宮球場へ行った
通販の段ボールを切り刻んで感じた後味の悪さ
組み立て式の棚、ふたたび
仕方なく会った昔の同級生にイラつかされる
恐怖に怯えたタクシー運転手の怪談話
空虚な誕生日パーティ会場に〝魚雷〟を落とす
VIPも楽ではない
親戚の葬儀での面倒くささから救ってくれた父の一言
澤部と僕と
感想・レビューまとめ
本の内容を簡単にですが、ご紹介します。
ハライチ岩井さんの日常で起きた出来事をつづったエッセイ集です。
タイトルに『僕の人生には事件が起きない』とあるように、日常で起きた本当に些細なことがハライチさんの頭の中と共に描かれています。
ひねくれ者で有名な岩井さんが書かれているので、ひねくれた物の見方で面白おかしく書かれているのかと思いきや、平凡な日常を人間味が感じられる素直な考え方で”普通に”書かれています。
なぜかそれが、本当に些細な出来事なのに、面白い出来事と感じてしまう”雰囲気”を味わえます。
また、平凡な日常が普通に書かれているため、話しのオチはありません笑
しかし、『平凡な日常でも、考え方・見方によってはなんか楽しく感じる事がたくさんある』という事を教えてくれる内容になっています。